第二外国語あれこれ

英語以外の外国語、いわゆる「第二外国語」について色々調べてみた。

最も履修者数の多い第二外国語は?

 「中国語が一番多いらしい」とか「いや、ドイツ語が多いらしい」とか言う話を聞く。実際のところどうなのか調べてみた。

 授業評価アンケートの対象者数からだいたいの数を予想すると、上のような割合になった。今回の調べ方では誤差がかなり大きくなっていると思うのではっきりと言えないが、1,2番目の中国語・ドイツ語と、4,5番目の韓国語・スペイン語は年度によって順番が前後することもあるかもしれない。
 ロシア語については、毎年コンスタントに約1%の人が履修している。「昔はもっと多かった」とロシア語の先生が言っていたが、年度ごとの履修者数の変動をしらべてみたら面白いかもしれない。もっとも、資料が残っていればの話だが。
 ところで、平成23年度から第二外国語科目として「ベーシック・アラビア語」が開設されるらしい。一般的に「難しい」と言われているアラビア語だが、どれほどの履修者数が集まるのだろうか。

平成23年、「アラビア語」新設

 前述の通り、平成23年度から、第二外国語科目として「ベーシック・アラビア語」が開講されるとのこと。なお、これの影響かどうかはわからないが、平成23年度のシラバスには教養科目の「ペルシァ語」の名前が見られなかった。
 ちなみに、新入生でなければアラビア語を履修できないというわけではないらしい。事務に聞いてみたところ、卒業要件には組み込めないが、別枠として在学生も履修することができるとのことであった。

第二外国語のあゆみ

学生便覧や履修の手引などをもとに、教養科目における外国語科目(特に、第二外国語について)のおおまかな歴史を調べてみた。

昭和33年ごろ…外国語科目として「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「古典語(ラテン語)」があった
昭和34年~39年ごろ…特別科目として「ロシア語」ができる
昭和40年~41年ごろ…「古典語」が特別科目に
昭和44年~46年ごろ…「ロシア語」「古典語」が外国語科目に
昭和51年~52年ごろ…特別科目として「スペイン語」ができる
昭和55年~56年ごろ…特別科目として「朝鮮語」ができる
昭和62年ごろ…「スペイン語」が第二外国語に。このころ「古典語」はラテン語、ギリシャ語を扱う。
平成9年ごろまでに…「朝鮮語」が第二外国語に
平成18年ごろ…「朝鮮語」が「韓国語」に

※昭和30年代には「高校時代に履修していなかった言語を第1外国語とすることが望ましい」とする学部があるなど、現在の外国語科目の制度とは大きく異なっていたと考えられる。

広大で学べるいろんな外国語

 教養科目の「第二外国語」以外にも、たくさんの外国語の科目が存在する。それらをまとめてみた。

【教養科目】
ペルシァ語

【文学部の専門科目】
ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語

 一度、文学部開講のある外国語科目を履修しかけたことがあるのだが、かなりアウェーな感じだったのでやめた。他学部の専門科目を履修するのは結構勇気が要ります。

2011年2月18日公開
第二外国語あれこれ-広島大学文書研究会Wikiも参照

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